協力工場はスケールがでかい!!
2013-04-25
今週はじめに、見積もりの相談で、埼玉の郊外にある協力工場を訪ねてきました。
弊社に届く見積もり依頼書のなかには弊社の能力だけでは製造できない難しい商品もあったりしまして
そんなときはネットワークを使って弊社にご協力いただける工場にお願いする場合があるんです。
そこには、弊社川口工場のプレス機よりもかなりでかいでかいプレス機が・・・。
200トンの自動プレス機です。
スマホで撮った写真だから大きさが伝わりにくいかもしれませんけどね。
この大きなプレス機にセットしてある金型を「順送金型(順送型)」といいます。型の間にコイル状の材料
を通してプレスしていくと金型の形状よって、複雑な曲げや深絞りなどといった多工程を一度にこなして
しまうすぐれものなのです。
今回私がここを訪れましたのは、その順送型で制作しなければならないであろう、「ウェルドナット」という
商品を見積もりするためなのです。
ちょっと画像が小さくて見ずらいのが心苦しいのですが、コイルの材料が右から左へ変化していっているのが
おわかりいただけるかと思います。一番左が完成されてプレス抜きされていますよね。
弱点といえば、少量生産ができないところです。先ほどから文言がでてきておりますが、コイル材という何メートルかに巻かれてある材料を使用しなければならないので、たとえば1コ、100コ、1000コレベルの製造はできません。
で、単発の金型で作るとどうなるかといいますと金型だけで5台も必要になって工賃と金型代を含めるとかなりのお金がかかってしまうわけです。
とりあえず、わたくしの今回のお見積りは、順送型をつかって製造するというお見積り書を依頼者様に無事に提出することができました。
あらゆる可能性を追求して本日もお仕事がんばっております!!
来週から楽しいゴールデンウィークですね。予定のある人も、予定がなくて焦っている人も、体調だけはくずさないようにいきましょう。