
ディスクロック ~取り扱い販売商品~ 

表側に傾斜した歯・裏側のクサビ状突起を設けた緩み止めワッシャーで2枚を1組として使用する耐振動・衝撃用製品です。自動金型プレス後・突起部分を潰し打ち抜き、その後浸炭焼き入れにて硬度を出します。材質はFE・SUSを使用。(FEは3価クロメート・ベーキング処理) これまでのダブルナット・スプリングワッシャー・舌付座金等に代わる夢のワッシャーの誕生です!!

DISC-LOCKは、片面に互いに嵌合する傾斜した歯と裏側に数条のクサビ状突起を設けた同一形状のワッシャー2枚を1組として使用します。
図のように、傾斜した歯を相互にかみ合わせるように取り付けると、裏側のクサビ状突起が結合金属およびナットを捉え、それぞれに固着します。

振動や衝撃によってボルトが伸びると、取り付けたナットは緩む方向に回り始めようとします。DISC-LOCKワッシャーの歯の傾斜は、ボルトのネジ傾斜より大きく設定されているため、ナットと共に回転した時に生じる嵌合部の高低差は増大する締め付け荷重となってナットに作用し、緩みを防止します。

またボルトに収縮方向の挙動が生じた場合、DISC-LOCKワッシャーの傾斜嵌合部は元の位置に戻ろうとする回転力を発生し、裏面のクサビ状突起によって捉えたナットを増し締め方向に回転させます。
- DISC-LOCKワッシャーは、熱間圧延鋼板コイルを自動金型プレスで打ち抜き、これを回転炉または振動炉に入れて約860℃で40分間浸炭焼き入れし、表面から0.1~0.15mmを硬化させています。
- 焼き入れ硬度はHRC-45℃~50℃に達します。
- 熱処理後、厚さ5~8ミクロンの3価クロメートを施します。
- 水素割れを防ぐため、ベーキング処理をおこないます。
- 以上の工程により、DISC-LOCKワッシャーは芯部に延性を保持しながら極めて高い表面硬度を与えられています。

■取付法
- ワッシャーの歯をかみ合わせて一組として、ナット側にセットして下さい。
- 締める時はナットを抑えてボルト頭部を廻すと良く締まります。
- スタッドボルトの場合はボルト頭部側にセットして下さい。
- ボルト頭部側を廻せばスムーズに外せます。
-
スタッドボルトの場合は締付トルクより大きなトルクで廻せば外れます。
キャップスクリューに使用する場合も、必ずナット側に取付けて頂くようお願い致します。
呼びM | 6 | 8 | 10 | 12 | 14 | 16 | 18 | 20 | 22 | 24 | 26 | 32 |
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内径(A) | 6.5 | 8.4 | 10.5 | 12.4 | 14.4 | 16.4 | 18.5 | 20.8 | 22.4 | 25.4 | 27.4 | 32.3 |
座径(C) | 13.1 | 16.7 | 19.3 | 21.2 | 29.5 | 31.8 | 31.8 | 35.3 | 37.3 | 41.9 | 42.6 | 47.6 |
厚さ(E) | 1.65 | 1.65 | 1.8 | 1.8 | 1.9 | 2.0 | 2.0 | 2.6 | 2.6 | 3.2 | 3.2 | 3.2 |